〇個人情報で身を飾る未来〇

 

近年急速に、個人認識の手段が顔・網膜・指紋等の身体へと移っています。

またマイクロチップを体内に埋め込む~に至っては「データ」を持ち運ぶことが可能です。
持ち物が格段に減りながら、常に必要な情報と共に在ることが出来るというのは魅力的です。


ところでこれが進むにつれ人体そのものが危険に晒されるリスクは非常に大きいといえるのではないでしょうか。

 

現在でも恐喝や暴行等で本人から情報を引き出すやり方は存在します。
ですが比較的現金、紙面、機器などの人体と距離を置いた「物体」に役割を持たせることで、盗まれる、すられる、ひったくられるという安全策を取れていた気がします。

 

重要なものを人体に近づければ近づけるほど、関連させれば関連させるほどリスクを個々の身に近づけるように思います。

今はまだ日常生活の中では携帯電話等、超私的に用いるのが大半であり、さほど危機感はありません。

 

将来、ロック解除などにも適用されれば極端な話、目の前の個人にかかわる情報は全て目の前に揃う状況が完成します。

私はこの進化に対し上記のように疑問を感じています。
大変勇気ある行為だと思うのです。

 

私が先端技術に疎いゆえか、機械に疎い為かはたまた生まれながら、既にある程度の技術が揃っていたお陰でか

このような「新しい技術に対する不安」はとても新鮮であり、昔テレビや車に向けられた感情を味わっているように感じます。

 

こう書きつつも未来での私はそれらを受け入れているのでしょうか。

とても興味深く、注視したいと思います。