〇怒られたくない、丸山桂里奈さんのしくじり
「しくじり先生」という番組を、面白くてよく観ます。
沢山の人生を見ることが出来て面白いです。
今回、元なでしこジャパンの選手だった丸山桂里奈さんが先生として登場しました。
何故怒られやすい人が生まれるのか?
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「怒られやすい人間にならないための授業」とのことで、
序盤は「なんでこんな行動をする?!」と驚きつつでした。
しかし、
①一人で判断してしまう
②怒られているときに笑ってしまう
③周りが見えなくなる
④周囲にそそのかされて場違いな行動をとる
⑤怒られないように生きてきた
という部分から、責めるようなものでもない話ではないかと感じました。
もっとも根幹の⑤の要素から、
①自分に望まれているであろう事を常に考え、自分のあるべき姿を自分に課し「自分は今これをすべきだ」と自己完結する(人に相談できない、習慣がない)
②自分が怒られているという状況がありえないことだとストレスやギャップに耐え兼ね現実逃避をしてしまう
③ ①と同様
④「人の期待には応えなければならない」という義務感が第一にある
という状態が出来ているのではないでしょうか。
本当に自由人で破天荒で予測不能な性質の人物であれば
「これが自分のスタイルだ」と、
いくらおこられようが世間で問題になろうが
最低限の「迷惑を掛けたこと」に対する言及はあっても、
自分が怒られることをここまで真剣に問題視せず、むしろ「怒られる場面をうまく切り抜ける方法」とか「自分のスタイルを持ち続ける方法」等々をテーマにするでしょう。
またたびたび彼女が「周りがそそのかしたから」「ファンが希望したから」
と言うのも一見子供みたいな言い訳に聞こえるが
それはもっとも彼女が最重要視してきた価値観を表しているとしたら
これらの行動が自然なものに思えます。
悪気はないし、何故おこられているのかわからない
これはいかに、今までに自分の力や感覚だけを頼りに処世をしてきたのかということを示すのかもしれません。
冷静さを持つように意識するのもとても重要だと思いますが、
加えて「自分の決断がすべてではない」「怒られることは大したことではない、むしろ成長への糧だ」と本当に、感覚的に、思考の奥に沁みこませることができたなら
より楽になれるのではないかと思います。
「こうした方がいいと思った」「人に言われたから」に見えるように
彼女の言動から「自分の意思」をあまりくみ取れずこのように考えるに至りました。
あくまでも予測でしかありません。
実は私も似たような部分があり、怒られること=失望されるというような図式を持っていて、他人と協力し最善策を出すことがとても下手です。
するべきだと思うこと、期待されることを考えるのに意識を集中させるあまり、客観的に見て暴走ととらえられるような行動をし、咎められるという結果的に最も望んでいなかた状況に自分を導いてしまうのです。
「一人で仕事を抱え込む」
「相談をしない」
というのは業務上とても迷惑を掛けます。
そしてこれらを習慣として小さなころから行ってきた人にとっては、なぜこんなことが出来ないのか理解できない。意識が足りない。
もしかしたら、あえて相談しないことを選び何のメリットがあるのか不思議なほど自然な行為なのかもしれません。
とても厄介な気質を持ってしまったのは、本人が一番身を持って体験していると思います。ですがなぜか出来ない。
十分に悪影響が叫ばれているのに本人では断ちようのないたばこやお酒のような…
また問題に集中しすぎてしまいました。
ひとまず、冷静に。